売り切れ必至！ 鉄鋼物性値便覧　製銑編 その他

定価30000円表紙に少し汚れあります。写真をご参考にお願いいたします。他はきれいです。説明内容紹介本書は、製鉄に関わる最新の物理、化学データ、および物性値を幅広く集録し解説するもので技術者、研究者、および学生の必携となることを目的に編集されました。製鉄技術に焦点を絞って編纂された便覧としては世界でも他に類例を見ない独自の便覧です。著者からのコメント編集委員長稲葉晉一 　我が国の近代製鉄技術は1900年初頭の発展初期から、俵国一先生、野呂景義先生らに代表される指導者による学術的考察を基礎に発展してきた。特に、1960年代以降はコンピューターをも駆使したプロセス制御が製鉄プロセスの大型化と安定した操業を可能とし、生産性の著しい向上をもたらし、世界に誇る製鉄技術を築き挙げてきた。 　この飛躍的発展を支えたのは、大学における科学的、学術的研究成果とそれに基づく教育、そして薫陶を受けた製鉄技術者が行った工業的データに基づく技術改善と開発であった。製鉄技術者は研究開発、技術開発の基礎となる工業的データを採取し、大学で修得した科学・学術をベースに解析し、コンピューター制御に結びつけてきた。これら工業的データは大学における研究にも反映され、新しい発想を生み、科学と工学を広く深く結びつける原動力ともなった。まさに産学協同のサイクルが世界に貢献する製鉄技術を作り上げてきたと言える。 　技術発展の結果として核心技術がチップ化すると、一応の安定操業が実現したことと相俟って技術のブラックボックス化が進み、製鉄プロセスに携わる若手技術者が驚嘆し、科学的根拠を探索したくなるような現象やデータを直接目にし経験する機会が極めて少なくなった。しかし、21世紀を迎え、製鉄エネルギ-の大幅削減、原燃料の枯渇と劣質化対応は緊喫の課題となり、その解決を目指して今一度製鉄技術を原点から見つめ直すべき時にきている。 　我が国製銑研究のソフトパワーの集大成として、この「鉄鋼物性値便覧：製鉄編」を編集するにあたって、以下の編集方針を定めた。 (1)若手製鉄技術者へこれまでに構築された技術をデータとして伝承 (2)新たな研究・開発への科学的、技術的基盤を提供 (3)大学教育における科学の応用副読本を呈示

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